
国道202号線沿いの早良区西新から藤崎一帯は、かっては砂丘地帯で、白砂青松の松原が続いていた。地下鉄建設や各種開発に伴う周辺の発掘調査では、弥生時代から古墳時代の集落跡や墓地が出土し、古くから砂丘上に人々が生活していたことが知られる。鎌倉時代の1274年、元の大軍は博多湾を襲い、祖原山一帯は激戦地となった。その後博多湾沿岸には石築地(元冦防塁)が築かれ、西新地区もその遺構が残っている。しかし最近では前面の海は大規模に埋め立てられ、民間のレジャー・宿泊施設のほか、福岡市博物館・総合図書館などが建設され、大きく変貌している。
この周遊コースは、福岡市博物館を起点に、西新・藤崎地区の元冦関係の遺跡を中心に巡り、弥生・古墳時代の遺跡、高取焼窯元などの文化財を含むコンパクトなコースである。