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早良区の遺跡情報

お近くの遺跡情報を紹介します。写真をクリックすると各文化財の詳細を表示します。

有田遺跡②

 

 有田遺跡群は、早良区有田・小田部(おたべ)・南庄(みなみしょう)地区にかけて広がる旧石器時代から江戸時代にわたる台地上の大遺跡です。1966年の区画整理事業に伴う発掘調査以来、これまで(平成24年度現在)240ヶ所を超える地点を調査しています。
 有田西公園を含む高畑地区の調査では、縄文時代中期から後期(およそ5000年前から3000年前)にかけての貯蔵穴群(土坑に柱跡が伴うため、建物群の可能性もある)が発見されました。この貯蔵穴群(または建物群?)は環状(楕円形状)に配置されており、縄文時代の生活遺跡としては早良平野でも数少ない遺跡の一つです。
 弥生時代には前期から後期前半(紀元前5世紀ころ?~紀元後1世紀)の集落跡があり、それ以降は、古墳時代(3世紀後半~6世紀後半)の竪穴住居址を主とする遺構が周辺で数多く見つかっています。また当公園の東側から台地中央にかけては飛鳥時代から奈良時代(7世紀~8世紀)の3本柱を一単位とする柵列で方形に区画した遺構や大型の掘立柱建物、総柱建物群(倉庫群)からなる官衙(かんが)(当時の役所)遺構群が集中して見つかっており、古墳時代から古代(飛鳥・奈良時代)には同時期の集落(ムラ)や官衙遺構が台地全体に広がっていたことがわかります。