志賀海神社の力石

【指定】市指定 【種別】有形民俗文化財

志賀海神社の力石

  • 2.上面の線刻籠字の「力石」
  • 3.拓本採取中の「芥屋町三右衛門」
  • 1.志賀海神社境内と力石
 本力石は志賀海神社拝殿脇に置かれている。玄武岩製の自然石で、長さ66cm、幅36cm、重量は118.2㎏である。「力石」、「芥屋町三右衛門」の銘が刻まれている。
 銘に見える芥屋町は現在の博多区奈良屋町にあり、志摩郡芥屋の漁師が仮に網屋を作ったことからこの名がついたと言われており、近世には廻船・漁業を主な生業とした町であったと考えられる。
 この力石は「芥屋」町の「三右衛門」が、海上の安全や豊漁の祈願・報賽として、あるいは力比べの祈念として奉納したものと考えられる。
指 定 市指定
区 分 民俗文化財
種 別 有形民俗文化財
所 在 地 福岡市東区大字志賀島877
時 代 江戸
所 有 者 宗教法人 志賀海神社

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