大濠公園

【指定】国登録 【種別】名勝

大濠公園

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 福岡市の中心部、舞鶴公園(史跡福岡城跡)の西側に広がる、約40万平方メートルの公園である。公園のほとんどを楕円形の大きな池が占めている。
 大濠公園周辺は、古代には草ヶ江と呼ばれる博多湾の入江であった。近世初頭、福岡に入部した黒田長政は、福岡城築造に際してこの入江の一部(今の荒戸町一帯)を埋め、荒津山(今の西公園)の麓に福岡港を築き、南の入江は福岡城の外濠(大堀)として城の護りとした。
 昭和2(1927)年開催の、東亜勧業博覧会会場の造成と合わせ、福岡県が中国西湖に模して大正14(1925)年に造園を着工。昭和4(1929)年に大濠公園として開園した。日本でも有数の水の公園で、市民の憩いの場となっている。
 なお、平成19(2007)年には国の登録文化財に登録された。

指 定 国登録
区 分 記念物
種 別 名勝
所 在 地 福岡市中央区大濠公園1・城内2
時 代 その他
所 有 者 財務省、福岡県

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