旧柴田家住宅主屋

【指定】国登録 【種別】建造物

旧柴田家住宅主屋

  • 外観
  • 中の間
  • 渡り廊下
  • 土間

旧柴田家住宅は筥崎宮の門前を南北にはしる旧唐津街道沿いの福岡市東区馬出地区に所在する。馬出地区は、江戸時代から筥崎宮の神事に奉納する杉板曲物製作が盛んで、旧柴田家住宅も曲物製作を営む町家として大正前期に建設された。


切妻造り平入りの二階建て町家で、北側に土間の「通り庭」を配し、南側には通り庭と平行に「表の間」、「中の間」、「座敷」の三室を並べる一列三室型の間取り。外観も一階表側窓などにこの地区の町家の古い様相が残っている。


昭和初期に曲物製作を止めた後も専用住宅として存続し、現在はご子孫の方が「筥崎とろろ」という飲食店を開業し、町家として維持されている。筥崎宮・唐津街道周辺の町家景観を保存し、国土の歴史的景観に寄与しているものとして評価された。

指 定 国登録
区 分 有形文化財
種 別 建造物
所 在 地 福岡市東区馬出5丁目12-9
時 代 大正
所 有 者 個人

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