有田遺跡群

【指定】その他 【種別】埋蔵文化財

有田遺跡群

 有田遺跡群は、早良区有田・小田部・南庄地区にかけて広がる旧石器時代から江戸時代にわたる大遺跡である。1966年の区画整理事業に伴う発掘調査以来、これまで270ヶ所を超える地点を調査している。
 縄文時代では中期から後期(およそ5000年前から3000年前)の定住生活を示す、環状に配置された貯蔵穴群がみつかっている。

 


弥生時代には早良平野で最大級の集落が形成される。前期の環濠集落は直径200mを超える範囲を、幅2~4m、深さ1.5~2mの溝で囲んだ集落跡と推定されているが、同時代の板付遺跡(国史跡、博多区)を上回る規模になる。また、有住小学校周辺は有田丘陵の西側に位置する低地だが、朝鮮半島との関連がうかがえる弥生時代早期の土器や石製農具などが出土している。付近にはその時代の水田が眠っていると考えられる。遺跡内では弥生時代前期から後期の集落跡のほか、甕棺墓地などもみつかっているが、県立福岡講倫館高校内で発見された甕棺墓には武器形青銅器の銅戈が副葬されており、当時の絹織物も残存していた。

 


古墳時代も拠点集落として存続するが、6~7世紀には柵で倉庫群などを区画したエリアが複数形成されるようになり、飛鳥時代から奈良時代(7~8世紀)にかけて、地域経営の拠点となる官衙(役所)が営まれたと考えられている。
現地には小田部西公園、小田部南公園、有田東公園、有田西公園、有住小学校内に遺跡を紹介する説明板がたてられている。

指 定 その他
区 分 埋蔵文化財
種 別 埋蔵文化財
所 在 地 福岡市早良区有田・小田部
時 代 旧石器、縄文、弥生、古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、南北朝、室町、安土桃山、江戸

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