玄清法流盲僧琵琶

【指定】県指定 【種別】無形文化財

玄清法流盲僧琵琶

  • 成就院さまより提供

筑前の盲僧琵琶は、平安時代の玄清法印を始祖とする。
成就院は、琵琶を弾いて荒神祭りを行う盲僧琵琶の一派、玄清法流の本拠地である。


盲僧(晴眼の者もいた)の営む法要には、檀家の家で行われる廻壇法要と、寺院等で行われる琵琶法要がある。
かつては、檀家を回り、家や竈のお祓いをする廻壇法要が盛んに行われ、琵琶が演奏されていたが、近年は竈を有する家が減少しており、往時に比べると法要も少なくなった。
現在は、主に夏の施餓鬼供養などの場で演奏されている。

 

盲僧琵琶を源流とする「筑前琵琶」は、明治時代に成就院配下の盲僧寺出身の一丸智定(いちまるちじょう)(橘旭翁)等の名人が現れ、奏法や詞が整備された。

 

【参考資料・文献】
・「筑前の盲僧」(福岡市博物館企画展示No.239)
 http://museum.city.fukuoka.jp/archives/leaflet/239/index.html

・『筑前の荒神琵琶』(福岡県教育委員会1984)
 

指 定 県指定
区 分 無形文化財
種 別 無形文化財
所 在 地 成就院(福岡市南区高宮1丁目21-7)
時 代 その他
所 有 者 玄清法流盲僧琵琶保存会