さくらまつりの「名入れ瓦」が長屋門に葺かれました

2015年04月23日さくらまつりの「名入れ瓦」が長屋門に葺かれました

好天に恵まれ桜も見ごろだった3月25日・26日。福岡城さくらまつりのイベントとして三の丸スクエアで瓦の名入れが開催されました。

これは当日イベントに参加し、福岡みんなの城基金に募金していただいた方が、旧母里太兵衛邸長屋門の保存修理工事に使用する瓦1枚に名入れが出来るというものでした。

乾燥中の名入れ瓦。25組の皆さまにご参加いただきました。平瓦の凸面に筆と墨でお名前を書いてもらいました。書いていただく面は曲面でしたが、参加された方々からは意外と書きやすいとの評判でした。

瓦葺職人さんにより1枚ずつ瓦を固定していきます。黒い南蛮漆喰を屋根との間にはさんで釘で打ち付けます。

2枚目の瓦を上から重ねます。

同様に釘で打ち付けて固定していきます。後はこれを繰り返して屋根瓦を葺いていきます。

職人さんが示している箇所から左の横2列に「名入れ瓦」が葺かれました。道路に面した長屋門東屋根のやや南側で、下の図面の青色の部分(クリックすると拡大します)になります。

名前の面は下側になるため、外からは見られませんが、ご参加された方はあの辺に自分の瓦が葺かれていると想像されながらご覧いただくと幸いです。

旧母里太兵衛邸長屋門の保存修理工事はいよいよ5月中には完了予定です。