文化財情報検索

志賀海神社 東区

印刷する

1.志賀海神社本殿
指 定 その他
所 在 地 福岡市東区大字志賀島877
時 代 現在

紹介文

 海洋の神、底津綿津見神・仲津綿津見神・表津綿津見神の綿津見三神を祭神とし、玄界灘を望む海上交通の要衝に位置している。当地域は、海人を統率した古代の有力氏族阿曇氏の発祥の地であり、神社内の万葉歌碑にも詠まれたように、古来海上の守護神として崇拝されてきた。『三代実録』に寛平7年(895)従五位上の神階を受けたことが記されており、往時は興隆を誇ったが、以後兵火にかかり、戦国時代終わりごろに大内義隆、小早川隆景等により再建された。
 江戸時代以後は代々の黒田藩主により保護され、今日に至っている。国指定重要文化財の朝鮮製鍍金鐘(高麗時代、高さ53.1cm。)、県指定文化財の細形銅剣鋳型ほか多数の社宝を所蔵し、境内には石造宝篋印塔がある。また、古式がよく保たれた県指定無形民俗文化財の歩射祭、山ほめ祭、神幸行事などがとり行われる。

その他の写真

地図

近隣の文化財

  • 1 志賀海神社神幸行事 東区

    NoImage
     志賀海神社は綿津見(わだつみ)三神を祭り、長く海の守護神として北九州海辺の信仰を集めた古社である。神幸行事は当社最大の祭礼である。  旧...
    詳細を見る
  • 2 志賀海神社の七夕祭 東区

    1.大漁旗を掲げた漁船
     旧暦7月7日に、博多湾岸一円の漁師たちが、大漁旗をかかげ、海の守り神である志賀海神社に漁の安全と大漁を祈願して参拝する行事である。現在...
    詳細を見る
  • 3 志賀海神社歩射祭 東区

    5.射手を見守る観衆
    正月2日から15日まで行われる年頭の行事。馬に乗らずに弓を射るのでこの名がある。阿曇百足の土蜘蛛退治伝承にちなむもので、破魔の目的と年占の意...
    詳細を見る
  • 4 山ほめ祭 東区

    3.漁りの所作
     以前は旧暦2月15日、11月15日の春秋2回行われ、「狩漁の御祭」と称した。現在は春を「山誉種蒔漁猟祭」、秋を「山誉漁猟祭」と称し、4月15日と...
    詳細を見る
  • 5 志賀海神社の力石 東区

    2.上面の線刻籠字の「力石」
     本力石は志賀海神社拝殿脇に置かれている。玄武岩製の自然石で、長さ66cm、幅36cm、重量は118.2㎏である。「力石」、「芥屋町三右衛門」の銘...
    詳細を見る
  • 6 細形銅剣鎔笵残欠 東区

    NoImage
     この細形銅剣鋳型は、1947年4月に大字勝馬で井戸を掘ったときに地下9尺のところで出土した。  石材は金色の微粒子をふくむ砂岩質で、表面...
    詳細を見る

近辺情報

時代別検索

エリア・マップ検索

種別検索

キーワード検索

  • クリア
  • 検索
カテゴリーの紹介
建造物
絵画
彫刻
工芸品
書跡・典籍・古文書
考古資料
歴史資料
無形文化財
無形民俗文化財
有形民俗文化財
史跡
名勝
天然記念物
文化的景観
伝統的建造物群保存地区
選定保存技術
埋蔵文化財
その他