嶋井宗室屋敷跡
紹介文
嶋井宗室(?~1615)は安土桃山~江戸初期に活躍した博多を代表する貿易家である。茶を千利休、古田織部に学ぶ。天正15年(1587)、秀吉の博多町割の際、当地に間口13間、奥行30間の宅地を与えられた。朝鮮出兵に先立ち秀吉に「朝鮮之地理」を物語り、「高麗国図絵」を出したが、出兵回避に努力した。黒田氏入国後は福岡城築城に資金を弁じた。子徳左衛門にあてた17カ条の遺言は近世初期商人の家訓として貴重。
戦後屋敷跡に残っていた博多塀の一部が櫛田神社に移築され、現在は記念碑が建つだけとなった。崇福寺に宗室の墓地がある。
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