牙玉

Collection No. 151

牙玉 (縄文後期)

分類
装身具・顔料
時代
縄文
遺跡名
桑原飛櫛貝塚1次

福岡市内では数少ない縄文時代の貝塚から出土したもので、大量の縄文土器や石器、獣骨、貝殻とともに発見された。イヌ科の牙を利用して作ったものと考えられる。骨を削り、両側から穿孔を施して直径2.5ミリの穴をあけている。牙玉はその形状から、勾玉の起源とも言われており、オオカミやイノシシ、クマ、サメの牙を使った例もある。
縄文時代には、動物の骨・牙で作ったアクセサリーが多く見られ、それらを身につけることで、動物の持つ強い力(霊力)を得ようとしたのかもしれない。