
Collection No. 141
銅板製経筒 (中世)
- 分類
- 青銅・ガラス製品
- 時代
- 中世
- 遺跡名
- 京ノ隈1号経塚
京ノ隈1号経塚出土。板石の石室、東播磨系須恵器甕と中国産黄釉鉄絵花文大盤に保護され出土した。総高25センチ、筒身口径9センチ、高22.7センチ、蓋径最大12.5センチ、高3.2センチ。筒身は銅板1枚を円筒形に曲げ鋲留し、下端部を外側に折り曲げて別づくりの円形底板と鋲留する。蓋は平面四花形に切り出し、各花弁の先端に瓔珞垂下用の小孔があいている。筒身のほぼ中央部外面に幅2センチの白紙のこよりが巻きつけられている。筑紫野市・武蔵寺経塚を標識とする「武蔵寺型」の代表例である。福岡市指定文化財。