瓦経

Collection No. 31

瓦経 (古代・中世)

分類
土器・土製品
時代
古代中世
遺跡名
博多42・60次

瓦経とは粘土板に経文を篦書きして焼成した教典である。平安時代後期の末法思想の中、仏教の経典を地中に埋めて後世に残そうと経塚がつくられ、その中に納められた。本例は16世紀の遺構から出土しており、経塚から持ち出されたものであると考えられる。法華経巻第2-22の一部が刻まれている。残存高7.0センチ、残存幅10.5センチ、厚1.9センチ。