菊花双雀鏡

Collection No. 182

菊花双雀鏡 (中世 鎌倉後期から南北朝)

分類
銅鏡
時代
中世
遺跡名
原19次

原遺跡19次調査SK016出土。14世紀、鎌倉時代後期から南北朝・室町時代初期。 面径10.6センチ。花座鈕の周囲に、中央に菊花をあしらう六角形3つを単位とした文様をあしらい、2羽の雀を口先が接するような形で配置する。二重界圏の外側に連珠文・櫛歯文をあしらっており、中国漢代の鏡に似ていることから擬漢式と呼ばれ、14世紀代に出現する。細かな違いを除けば、全体の文様配置・構成は博多遺跡群8次および同築港線2次出土鏡と相通じている。