
Collection No. 58
蛸壺(たこつぼ) (古墳前期 3世紀)
- 分類
- 土器・土製品
- 時代
- 古墳
- 遺跡名
- 今宿遺跡
口径6センチセンチ前後、高さ10センチ前後の丸底の素焼きの土器で、イイダコなどのタコをとる壺として使用していたと考えられる。口縁の近くに孔が一か所あるが、これは親縄に複数の紐を通して、蛸壺をくくり付けるためにあけられたものである。
日本では、弥生時代に大阪湾から播磨灘に至る瀬戸内海東部において蛸壺漁が登場しており、古墳時代に入って博多湾などの北部九州沿岸に伝わったと考えられる。