中国・長沙窯系褐釉陶器瓜形水注

Collection No. 397

中国・長沙窯系褐釉陶器瓜形水注 (古代)

分類
陶磁器
時代
古代
遺跡名
徳永A1次

中国湖南省長沙窯で焼かれた水注。長沙窯は晩唐から五代にかけて繁栄し、その製品は海外へ盛んに輸出された。徳永A遺跡ではこのほかにも越州窯系青磁・越州窯系白磁などの初期貿易陶磁が多数出土しており、何らかの公的機関の存在が想定される。遺跡西側に位置する「周船寺(すせんじ)」の地名から船舶の修理・管理を司る「主船司(しゆせんし)」にあてる説が有力である。9世紀。復元器高23.3センチ、口径11.7センチ、底径13.1センチ。