藤崎遺跡

【指定】その他 【種別】埋蔵文化財

藤崎遺跡

  • 第2次調査の甕棺墓群
  • 第3次調査の三角縁神獣鏡.jpg
  • 第2次調査の甕棺
  • 第3次調査の方形周溝墓
 藤崎遺跡は、砂丘上に営まれた墳墓・集落遺跡である。これまで砂丘頂部を中心に弥生時代前期~中期の甕棺、石棺、木棺、古墳時代前期の方形周溝墓などが確認・調査されている。
明治45年(1912)、箱式石棺から三角縁盤龍鏡が出土して注目をあび、大正時代には弥生時代初期の土器群が石棺墓などの副葬品として発見された。昭和52年(1977)以後、地下鉄工事などに伴い発掘調査が行われ、百基を越す甕棺墓地、古墳時代の方形周溝墓群などが発見された。
方形周溝墓からは三角縁神獣鏡が出土するなど、前方後円墳が発達しなかった早良平野の古墳時代初期の社会動向を示す貴重な資料を提供した。
現在、地下鉄藤崎駅のコンコースに出土遺物の小展示が、また九州銀行前に発掘の小記念碑が建つ。
指 定 その他
区 分 埋蔵文化財
種 別 埋蔵文化財
所 在 地 福岡市早良区百道二丁目、藤崎一丁目
時 代 弥生、古墳

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