博多町家ふるさと館(旧三浦家住宅)

【指定】市指定 【種別】建造物

博多町家ふるさと館(旧三浦家住宅)

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  • 博多町家ふるさと館

 本館は明治・大正時代の博多の暮らしと文化を広く紹介する施設で、展示棟、町屋棟、みやげ処に分かれる。
 展示棟は「流れ」という博多独自の町割りの組織のなかでのさまざまな祭り、博多もんの気質と人情、生活などをわかりやすく展示している。博多弁を聞いたり、のぞきからくりを見たり、また商家の実物大復元に足を踏み入れたりしているうちに、古き博多にタイムスリップした気になる。


 町屋棟は明治20年代前半に博多織元の住居・店舗兼織り場として旧櫛田前町通りに面して建てられた旧三浦家住宅を移築復元したもの。主屋の間口は四間。このうち、西側部分約一間半強に表から店の間・中の間・座敷が一列に並び、中央部分約一間弱に通り庭が、東側部分約一間半に織り場が並行する。

平成4年、前所有者三浦新五郎氏(冷泉町7番1号)より福岡市に譲渡され、旧所在地から約100m南の櫛田裁縫学校跡地(冷泉町6番10号)に移築復元された。平成7年8月10日より「『博多町家』ふるさと館」の一棟として一般公開されている。

 

明治中期の町屋建築の価値とともに、博多の伝統産業である博多織の生産・販売とその生活を一体としてみることのできる唯一現存する町屋である。中では博多織の実演や展示が行われている。みやげ処には博多人形から昔懐かしいお菓子や玩具までを揃える。

 

*開館日時等施設情報は,ふるさと館ホームページで直接ご確認ください。展示棟は有料。電話092-281-7761。

◆「博多町家」ふるさと館URL
http://www.hakatamachiya.com/

指 定 市指定
区 分 有形文化財
種 別 建造物
所 在 地 福岡市博多区冷泉町6-10
時 代 明治、大正、昭和、平成、現在

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