文化財情報検索

住吉神社の力石 中央区

印刷する

副 称 附 銘「掛目三拾六貫目」1個
指 定 市指定
区 分 民俗文化財
種 別 有形民俗文化財
所 在 地 福岡市中央区港三丁目3番13号
所 有 者 鳥飼八幡宮

紹介文

 力石とは力だめしをする石のことだが、その由来は神霊の依坐である石を持ち上げることで豊凶・天候・武運等の神意を伺う石占の信仰に遡ると言われている。又、米一俵分の重さを担ぎ上げる力が成人の資格と考えられ、それを証すために用いられた力石もあった。しかし、やがて本来の意味を失い、若者の力自慢の道具と見られるようになっていった。
 住吉神社の力石は、境内の左側に台の上にのせて置かれている。また境内右手には「奉獻 力石 掛目三拾六貫目」の銘がある力石が、石燈籠の基礎か中台を転用した基台に載せて置かれている。


法量・石質等

  銘文(正面陰刻銘)
   「奉獻
      江戸
     稲毛平次郎
     同  春吉
    加奈川權次郎
     竹澤庄吉
    力石」
  石質  玄武岩
  法量  37.5×82.0×37.0cm

  基台(石質・玄武岩、法量65.0×100.5×24.5cm)
  基台銘文
  (背面右から)
   「世 綿善 米萬 北与 魚長」
  (正面内側右から)
   「話 郎 郎 吉 □ 人」
  (正面外側右から)
   「不□ 沖文 沖忠 不木 八百茂 石嘉 □儀 □久 八百松 
                    □夘 曽根次 石市 石仁
    鰯權 生吉 奈良嘉 石工嘉吉 筆宗興」

附 1個 石質・花崗岩、法量36.5×60.5×37.0cm
  銘文「奉獻 力石 掛目三拾六貫目」

 本力石は、銘文によれば加奈川(神奈川)権次郎、稲毛平次郎らの力持ちが持ち上げたものである。加奈川(神奈川)権次郎(文政11~大正4年)は川向村(神奈川県横浜市都筑区川向町)出身、櫛田神社(福岡市博多区上川端町)その他広島県福山市・尾道市など瀬戸内海沿岸にその名を留める力持である。また、稲毛平次郎(明治14年没)は、南加瀬村(神奈川県川崎市幸区南加瀬)出身の力持であり、櫛田神社の力石にもその名が見られる。
 彼ら力持ちは一座を組んで、全国各地を興行して廻ったものと考えられる。
 また、この力石の特徴は、基台の石に刻まれた二十数名の世話人にある。沖文・沖忠、魚長・鰯權、綿善・米萬、八百茂・八百松、石嘉・石市・石仁等の名は通称或いは屋号であると考えられるが、港町の賑わいを示すものといえる。

その他の写真

地図

近隣の文化財

  • 1 西公園 中央区

     万葉の時代に荒津山と呼ばれた景勝の地が、この西公園である。  黒田如水・長政を祀った光雲神社や母里太兵衛と幕末の志士である平野国臣...
    詳細を見る
  • 2 万葉歌碑(荒津の崎) 中央区

     「神さぶる 荒津の崎に 寄する波 間無くや妹に 恋ひ渡りなむ」(巻15・3660)  西公園、光雲神社裏手の展望台の西側300m、博多湾を一望でき...
    詳細を見る
  • 3 福岡城潮見櫓 中央区

    現在、福岡城下の橋門(県指定「福岡城大手門」)南に接して、二層の櫓が立つ。これが、県指定「福岡城潮見櫓」である。 潮見櫓は、そもそも三ノ...
    詳細を見る
  • 4 福岡城下之橋御門 中央区

     旧福岡城の門のうち、現在も本来の位置を保っているのは、この門のみである。  旧福岡城三の丸の堀には、東側に上の橋、西側に下の橋の二...
    詳細を見る
  • 5 大濠公園 中央区

     福岡市の中心部、舞鶴公園(史跡福岡城跡)の西側に広がる、約40万平方メートルの公園である。公園のほとんどを楕円形の大きな池が占めている...
    詳細を見る

近辺情報

時代別検索

エリア・マップ検索

種別検索

キーワード検索

  • クリア
  • 検索
カテゴリーの紹介
建造物
絵画
彫刻
工芸品
書跡・典籍・古文書
考古資料
歴史資料
無形文化財
無形民俗文化財
有形民俗文化財
史跡
名勝
天然記念物
文化的景観
伝統的建造物群保存地区
選定保存技術
埋蔵文化財
その他