木造観音菩薩立像

【指定】市指定 【種別】彫刻

木造観音菩薩立像

 臨済宗東福寺派の禅宗寺院である蓮台山荘厳寺に安置される。針葉樹の一材から体躯のほとんどを彫り出す一木造である。
 伝来についての詳細は不明であるが、志賀海神社神宮寺であった吉祥寺から、明治の神仏分離の際移されたものと考えられる。
 張り出した胸・腰など量感豊かな体躯を有し、平安時代前期の様相を示している。また底部付近にうろが認められることから、神の宿る神木より彫り出した「霊木化現仏」であった可能性が考えられる。
  

指 定 市指定
区 分 有形文化財
種 別 彫刻
所 在 地 福岡市東区大字志賀島813
時 代 平安
所 有 者 宗教法人 荘厳寺

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