【指定】市指定 【種別】考古資料
雑餉隈遺跡出土品(第15次調査)第15次調査では、弥生時代早期の木棺墓と考えられる遺構から、壺と有柄式磨製石剣、磨製石鏃が出土した。
土器は弥生時代早期の夜臼式に分類されるもので、国立歴史民俗博物館などによる放射性炭素年代測定により、その実年代がこれまでの認識より大きくさかのぼる可能性が指摘されている。
磨製石剣などは朝鮮半島との関わりが強い資料であり、当時の対外交流を検討する上で重要な資料である。
福岡市内で、墓の副葬品として土器と石剣、石鏃がまとまって発見された例はなく、弥生時代初期の社会構造や考古学的な実年代検討に有意義な資料であるといえる。
指 定 | 市指定 |
---|---|
区 分 | 有形文化財 |
種 別 | 考古資料 |
所 在 地 | 福岡市博多区井相田2丁目1番94号(福岡市埋蔵文化財センター)一部展示:福岡市博物館 |
時 代 | 弥生 |
所 有 者 | 福岡市 |