田島神楽
紹介文
旧暦6月1日の「サナボリ」の祭りで、近世には神官が、明治維新後には氏子からなる田島神楽社が氏神田島八幡宮に奉納してきた神楽である。現在は7月第2土曜日の早苗祭に行われている。
旱魃予防のため、毎年樋井川沿いの薦ヶ渕に捧げられた人身御供に代えて、神楽を奉納し、万年願として今日に至ると伝えられる。
「筑前神楽」あるいは「筑前岩戸神楽」と総称される出雲系の神楽であり、全体的にゆったりとした時間と静謐さを感じさせ、とりわけ採物の舞神楽に於いては周辺地域の同一曲目と比較しても著しく静謐で、曲芸的要素も少ないことなど特色になっている。明治4年の神楽社創設以来、江戸時代以来の神官神楽の芸態を継承する貴重な神楽である。
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