立花城跡
紹介文
福岡市東区と粕屋郡新宮町、久山町境の立花山(標高367m)に築かれた南北朝~戦国時代の山城である。豊後大友氏の拠点で、元徳2年(1330)に大友(立花)貞載が築城した。7世の鑑載が大友宗麟に叛いたため、戸次鑑連(道雪)がこれを攻めて入城し、後年立花氏を称した。天正14年(1586)、その子統虎(宗茂)が九州征覇のため北上して来た島津氏とここで戦い守り抜き、のちに秀吉から柳川の城主に抜擢された。黒田長政入国後は廃城となり、現在山頂部付近に石垣が数カ所残るだけである。一帯は立花山クスノキ原生林として国特別天然記念物に指定。また頂上からの眺望は素晴らしい。東区の一区一美の対象となっており、案内板や道標なども整備されている。地図
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