万葉歌碑(志賀島第7号歌碑)
紹介文
「かしふ江にたづ鳴き渡る志賀の浦に沖つ白波立ちしくらし毛」(巻15・3654)
志賀中学校の校門脇に建てられている。
香椎の入り江に鶴が鳴いて飛んでいく。志賀の浦では沖に白波が立って、幾重にも押し寄せているようだ。という意味である。この歌は天平8年(736)の遣新羅使一行の一人が、途中筑紫に滞在しているときに、故郷のことを思い悲しみ、これからの旅程に苦悩して詠んだものである。
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