唐原の祇園山笠行事                                             
                                    
                
            
            
            
            
                            
                 
                                    紹介文
唐原の祇園山笠行事は、4本の舁き棒を使った博多系の山笠である。毎年7月13日の前の日曜日に集落の氏神である須賀神社(祇園宮)の祭礼として行われている。
『筑前国続風土記』によれば、唐原村の内に下村があったとされ、『続風土記拾遺』によれば下村には祇園社があることが記されており、この下村が山笠行事を伝承する唐原を指しているものと考えられる。須賀神社のはじまりや由緒については不明な点も多いが、少なくとも『続風土記附録』が成立した時期(18世紀の終り頃)までは遡ることができる。
 唐原の山笠は、7月1日に注連下ろしが行われるところから始まる。祭礼当日の1週間前の台下ろし、祭礼3日前の台からげ(山笠の基礎部分の組み立てを行う行事)、祭礼前日の山飾りを経て、祭礼当日朝に香椎宮の神職による神事が行われる。夕方、子供たちによる触れ太鼓の後、山笠は神社の前の道を3往復し、神社に戻る。そして、境内で右回りに3回回され、前後に3回揺すられた後、担ぎ手たちが博多祝い歌を歌う。
 翌日には山崩しが行われ、夕方、祇園座(収支報告、翌年の当番の発表引き継ぎ)の後にお神酒をいただき、直会となる。
 唐原の祇園山笠行事は、山笠に関わる全ての過程を地域住民自らの手で伝えている貴重な民俗行事であり、博多と周辺地域の間で成立してきたマチとムラの関係性を色濃く投影した地域的行事の典型と捉えることができる。
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