野多目拈渡遺跡

紹介文
この遺跡は、那珂川にそった標高15mの段丘の上に位置している。公園を建設する前の調査で、旧石器時代から古代までの生活の跡が重なりあった複合遺跡であることがわかった。
今から約3,000年ほど前の縄文時代後期のころ、食料としていたイチイガシの貯蔵穴50基が発掘され、弥生時代になると前期末から中期(西暦前2世紀ころ)の竪穴住居跡や貯蔵穴があり、古墳時代(西暦6世紀ころ)には63棟の竪穴住居跡が認められ、一段と大きな集落に発展している。
さらに、古代(7~9世紀ころ)には1間×2間や2間×2間ほどの大きさの掘立柱の建物24棟や土坑39基・柵列・溝などが確認されている。このような遺跡は、盛土をして公園の下に保存されている。
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