橋本八幡宮のイヌマキ群落
紹介文
イヌマキは、マキ科マキ属の常緑針葉樹である。暖地の常緑広葉樹林中に生育する。関東地方南部以西の本州、四国、九州、南西諸島に分布し、中国・台湾にも見られる。
橋本八幡宮のイヌマキ群落は、八幡宮境内から、北に隣接する須賀神社境内にかけて分布するもので、ご神木とされる夫婦マキを最大として、226本が群生している(2010年7月21日調査)。
両境内は、橋本緑地保全地区(0.4ha)に指定され、イヌマキ・クスノキなど20本が保存樹
に指定されている(内イヌマキは9本)。
ご神木である男マキは、境内の説明板によれば樹高20m、幹周り3.43m、女マキは樹高20m、幹周り3mで、福岡県下第5位、第14位のイヌマキ巨樹である。樹齢は400~500年とされる。
橋本八幡宮は、社伝によれば、文明14年(1482)に柴田蔵人佐繁信によって建立されたものとされる。橋本において誕生した福岡藩三代藩主黒田光之は、幼時を橋本で過ごし、寛文六年(1666)、西新町の紅葉松原に遷座したが、橋本の地いいの人々のたっての希望で、現在の地に社殿を再建したものであるという。
地図
近隣の文化財
近隣の文化財情報はありません。
- カテゴリーの紹介
- 建造物
- 絵画
- 彫刻
- 工芸品
- 書跡・典籍・古文書
- 考古資料
- 歴史資料
- 無形文化財
- 無形民俗文化財
- 有形民俗文化財
- 史跡
- 名勝
- 天然記念物
- 文化的景観
- 伝統的建造物群保存地区
- 選定保存技術
- 埋蔵文化財
- その他