【指定】国指定 【種別】建造物
筥崎宮鳥居明神鳥居の形式は、奈良時代の末ごろにできたといわれている。その特色は、柱が八字形に上部で内側の傾斜し、いわゆる「転び」の様式をとり、柱脚には亀腹(饅頭)という基礎があり、笠木、島木は曲線を描き、両端で反りをみせ、反増となり、笠木、島木の先端(鼻)は斜めに切られている。
ところで、筥崎宮鳥居の著しい形式上の特色は、上部の笠木と島木が形式化して、単なる刳り出しとして表現され、笠木、島木の両端が包丁反りになっている点にある。また、割り出しがどっしりしており、藩主の大社への寄進にふさわしく、九州の代表的な鳥居である。
副 称 | 石造明神鳥居 柱に慶長第十四太歳舎己酉季秋中旬の刻銘あり |
---|---|
指 定 | 国指定 |
区 分 | 有形文化財 |
種 別 | 建造物 |
所 在 地 | 福岡市東区筥崎1丁目22-1 |
時 代 | 江戸 |
所 有 者 | 宗教法人 筥崎宮 |