万葉歌碑(也良の崎)
紹介文
「沖つ鳥 鴨とふ小舟の 還り来ば 也良の崎守 早く告げこそ」(巻16・3866)海で遭難し帰らぬ人となった志賀(しか)の荒雄(あらお)にちなんで、筑前守山上憶良が詠んだ歌である。「鴨」は、荒雄が乗り込んで遭難した船の名前である。「崎守」は、筑紫に派遣されて国防に当たった防人(さきもり)のこと。防人の配属地は具体的には不明であり、それを推測させる貴重な史料でもある。也良の崎は、能古島の北端、也良岬のことであり、ここからは玄界灘から博多湾の入り口が一望できる。
万葉歌碑は、書家八尋武人の揮亳になり、昭和44年建立。隣接する自然公園「アイランドパーク」には防人の狼煙台(のろしだい)が復元されている。
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