四箇遺跡群
紹介文
四箇田団地や四箇田小学校建設前の発掘調査で、縄文時代・弥生時代・古墳時代の遺跡がみつかった。
遺跡は縄文時代前期(約8000年から5000年前)からはじまっている。早良南地域交流センター横の四箇田公園内では、縄文時代後期(約3500年前)の湿地がみつかり、泥炭層から、土器や石器、漆器のほか、食物にしたとみられる動物の骨や植物の種子(ドングリ、クルミ、ヒョウタン、マメ類)がみつかった。種子等の分析から、近くには森林だけでなく、畑も点在していたものと考えられており、縄文時代に植物栽培が存在した可能性を示す貴重な発見となった。公園内の地下にはその遺跡が保存されている。
弥生時代から古墳時代では、杭を打ち込んだ水路や水をせきとめる井堰がこの一帯でつくられ、水田開発が進んだ。木製農具や、高床倉庫の梯子などの建築部材がみつかり、古代の生活を復元するうえで貴重な資料となっている。
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