綿津見神社仏像群

副 称 | 附 木造伝虚空蔵菩薩立像 木造伝薬師如来坐像 |
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指 定 | 市指定 |
区 分 | 有形文化財 |
種 別 | 彫刻 |
所 在 地 | 福岡市東区三苫6丁目21-19 |
時 代 | 平安、南北朝 |
所 有 者 | 宗教法人 綿津見神社 |
紹介文
西に志賀島、北に相ノ島を望む海岸丘陵上に位置する、綿津見神社(わだつみじんじゃ)に安置されている仏像群であり、近世の地誌類にも紹介されている境内の大日堂・虚空蔵堂に祀られている。
仏像群は檜一木造の不動明王像・吉祥天像、樟材一木造の如来形立像・伝虚空蔵菩薩立像・伝薬師如来坐像からなっている。造像時期は伝薬師如来坐像が南北朝と考えられるほかは、いずれも平安後期の作と考えられる。
袖を「8」字形に彫出する点など、平安期の大宰府文化圏に見られる仏像群であり、宗像・福津市などの玄界灘沿岸で確認されている、平安後期の仏像と同系統のものと考えられる。
本地域における古代・中世の宗教文化を物語る貴重な仏像群である。
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