元岡古墳群G群6号墳                                             
                                    
                
            
            
            
            
                            
                 
                                    紹介文
元岡古墳群は、福岡市西区元岡の丘陵に広く分布する古墳の総称である。
古墳群は前方後円墳7基のほかA群からO群までの古墳群から構成されている。その中でG群と名付けられた古墳群は丘陵の南端にあり、当時は南に入海を望む場所に6基の小型の古墳が作られている。
6号墳は谷の奥に作られた古墳で、墳丘の直径が18mの横穴式石室墳である。墳丘は果樹園の造成によって完全になくなっていたが、発掘の結果、墳丘の周りを囲む溝と南側に入り口を開けた石室が見つかった。
石室の中からは大刀(たち)1振のほか、鉄製の武器・工具・馬具、土器、玉類や耳環等の装身具が出土した。この大刀には「大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果練」の19文字が金の象嵌で刻まれ、縁起の良い日に作られた優れた大刀であることが書かれている。2つの「庚寅」の干支から大刀が西暦570年1月6日に作られたことも分かり、国内で最初に暦が使用されたことを示す重要な資料になっている。
出土した土器から古墳が6世紀末に作られ、7世紀半ばまで追葬と祭祀が繰り返されていたことも分かった。この古墳に埋葬された、大刀を持っていた人物は糸島地域に勢力を張るとともに、暦などの新しい知識に通じていた有力者だったとみられる。
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