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長屋門に平成の新棟札が取り付けられました

【2015年05月07日】

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棟札は建物の新築時に棟上式で取り付けられることが多いものですが、現在行われている旧母里太兵衛邸長屋門の修理を後世に伝えるため、新しい棟札を作成して取り付けました。

 

柴田志乃師範の筆になるものです。

表面には「奉修理 福岡県指定有形文化財 旧母里太兵衛邸長屋門 一宇」と書かれています。「宇」は軒あるいは屋根の意味で、一宇で一軒の家を意味します。

 

裏面には竣工年月日、施主、設計者、施工者が記されています。

新棟札は長屋門の棟木と梁をつなぐ束に取り付けてあります。残念ながらこの場所は小屋組(屋根裏)に当たるため、工事が終わると見ることができなくなります。

新棟札は図面のオレンジ色の場所にあり、門の中央真上に位置しています。ぜひ図面を参考に現地で想像してみてください。

 

また、長屋門には昭和の修理時に取り付けられた札も残っています。こちらは長屋門内の見られる位置にありますので、開催予定の長屋門修理完成記念イベント時にご覧いただけます。

 

イベントにつきましては追ってご案内しますので、今しばらくお待ちください。