聖福寺
指 定 | 国指定 |
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区 分 | 記念物 |
種 別 | 史跡 |
所 在 地 | 福岡市博多区御供所町6-1 |
時 代 | 鎌倉、南北朝、室町、安土桃山、江戸、その他 |
所 有 者 | (宗)聖福寺 |
紹介文
臨済宗妙心寺派。山号は安国山。
建久6年(1195)、千光祖師栄西の開山。二度の入宋を果たして帰国した栄西が建てた日本最初の本格的な禅宗寺院である。
聖福寺につたわる『栄西言上状』には、博多居住の宋人が建立した百堂跡に創建されたという。元久元年(1204)に落成し、後鳥羽上皇から「扶桑最初禅窟」および「方丈」の宸翰を賜った。山門にかかる篇額「扶桑最初禅窟」は、この時の宸筆と伝える。
室町時代には、京都五山十刹制の第3位に列した。
子院直指庵は九州探題の在所であったことがあり、聖福寺造営の遣明船が派遺されるなど対外交渉にも関わっていた。文化・文政期の仙厓和尚は書画を以て衆生済度した名僧である。
現存する主要建造物は江戸時代に再建されたものであるが、三門、仏殿、本堂が一直線に並ぶ伽藍配置は、禅宗寺院の典型的な伽藍型式をよく示しており、境内は国指定史跡となっている。
大鑑禅師像その他の国指定重要文化財を所蔵する。また、戦国時代の史料である「安山借家牒」、「聖福寺古図」は市指定文化財である。
隣接する『瑞応庵』には、無銘の石碑に転用された現存長73cm、花崗斑岩製の蒙古碇石(出土地不明)があり、県指定考古資料。
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