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今津十一日まつり 西区

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4.町内を廻る神輿
指 定 市指定
区 分 民俗文化財
種 別 無形民俗文化財
所 在 地 福岡市西区今津1571 登志宮
時 代 現在

紹介文

 今津の十一日祭りは登志宮を氏神とする上町・寺小路・東町の岡三町と四所宮を氏神とする本町が行う年頭の祭りで、現在は1月の成人の日に行われている。
 各町内ごとにきらびやかな山車と神輿をつくり、町内を練り歩き、家々を訪れる無礼講の祭りである。
 前日に山車・神輿を用意する。祭り当日は、青年たちの担ぐ神輿を浜辺で清めた後、お潮井採りを行う。この後、お宮に参拝し、町内各戸をお潮井を配りながら、「祝うた,祝うた」のあいさつとともに無礼講で家々に年始回りを行う。
 また子供たちの曳く山車は「若い年のならわしごとに山車出して社前に 奉載だ 奉載だに出る子 矢櫓に矢射かけて 的矢の矢」と山車曳きの歌を囃し立てながら歌い町内を練り歩く。子供たちも「祝うた」の掛け声とともに各戸を訪ね、お菓子などをもらって廻る。このほかに仮装隊も芸を披露し、まさに「博多どんたく」を想起させる。
 山車には現在、舞台風の作りにきらびやかな人形が飾り付けられているが、かつて貿易港であった今津に荷揚げされた貢物が太宰府の役人に検閲された後、山車に乗せ今津中を引き回し披露したと、地元では伝えられている。

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