石造九重塔(相輪欠)                                             
                                    
                
            
            
            
            
                            
                 
                                    紹介文
基礎、初層塔身、各層の笠石までは完存であるが、相輪を欠いている。基礎は盤状万石、塔身は高幅ともに50cmの正方体、四方に如来像を浅い花頭形龕中に浮彫してあるが、像容は巨頭短身の粗放な彫現で、その上風化により印相等も不分明であるが、北方に位する像は明らかに阿弥陀如来で、胎蔵界の四仏であるように思われる。各層の笠石は軸石を造り出し、各上位の蓋底に填め込んで積み重ねた繁層式である。軒部の反りは下辺に至って浅く、上辺は両端でやや強い。軒付が厚いので量感はあるが、伸張性に乏しい。各層の逓減率は基礎をも含めて整っているので、全体観は鈍重ながら安定している。無銘であるが、鎌倉末期の作と推測される。石質は花崗岩で、高さ4.2メートルの見事なものである。現在、米一丸伝説地の堂の裏手にあるが、周囲の嘉暦元年(1326)、正平19年(1364)、応永2年(1395)等の銘を有するものを含めて12の板碑が一群をなしている。
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