福岡市の文化財

指定	その他
所在地	福岡市東区箱崎６丁目
時代	現在
所有者	将軍地蔵教会

紹介文

　元寇防塁の南約400ｍ、ＪＲ鹿児島本線の西側にある地蔵堂である。寛永８年（1631）に二代福岡藩主黒田忠之が建立し、明治42年、九州大学工学部が建設される際、この地に移転したが、平成17年に区画整理事業に伴い隣接する現在地に再度移転した。
　この堂に鎮座する石造地蔵菩薩坐像は、高さ162.5cm、像高80.8cm、台座から光背まで花崗岩の一材から彫りだされる。小松（平）重盛が育王山（中国浙江省の山で巡礼地）に砂金を送り、その帰船にこの菩薩像を乗せてきた、との言い伝えがある。境内の板碑群とともに県指定文化財（彫刻）となっている。

近隣の文化財

1 石造地蔵菩薩坐像

　地蔵菩薩は、釈迦入滅の後、弥勒仏が出現するまでの間、五濁(ごじょく)の世に出現し、六道の衆生を救済する菩薩とされており、外部の災難から人...
2 石造九重塔（相輪欠）

　基礎、初層塔身、各層の笠石までは完存であるが、相輪を欠いている。基礎は盤状万石、塔身は高幅ともに50cmの正方体、四方に如来像を浅い花頭形...
3 元寇防塁（地蔵松原地区）

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4 一光寺

浄土宗の寺院で山号は金龍山です。天文20年（1551年）、名島に開かれたとされています。
5 勝楽禅寺

臨済宗妙心寺派の寺院です。かつて多々良村にあった臨済宗の顯孝寺（現在の顕孝寺は浄土宗）の二世、放牛林禅師が開いたとされます。現在は博多...
6 正平廿一年銘梵字板碑

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