建徳銘梵字板碑

紹介文
本板碑は筥崎宮の本殿脇にあり、地上高53cm、中央幅52.5cm、厚10.9cmの玄武岩製である。上部にキリーク(阿弥陀如来)、サ(観世音菩薩)、サク(勢至菩薩)の阿弥陀三尊の種子を刻み、4行の銘文には「右造立如件」、「尼妙正」、「仍為法界」、「建徳二八月」とあり、建徳年(1370~1371:南朝年号)の造立であることがわかる。神仏混淆を伝える板碑として貴重な遺品である。
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