筥崎宮鳥居
副 称 | 石造明神鳥居 柱に慶長第十四太歳舎己酉季秋中旬の刻銘あり |
---|---|
指 定 | 国指定 |
区 分 | 有形文化財 |
種 別 | 建造物 |
所 在 地 | 福岡市東区筥崎1丁目22-1 |
時 代 | 江戸 |
所 有 者 | 宗教法人 筥崎宮 |
紹介文
この筥崎宮の一の石鳥居は、最も多い明神鳥居の一変形で、黒ずんで荒い肌を見せている石材は、肥前鷹島(現長崎県)の産である。柱に「于●慶長第十四太歳舎己酉季秋中旬」、「豊臣黒田筑前守長政建立」の刻銘が施されており、慶長14年(1609)福岡藩主黒田長政による建立であることがわかる。明神鳥居の形式は、奈良時代の末ごろにできたといわれている。その特色は、柱が八字形に上部で内側の傾斜し、いわゆる「転び」の様式をとり、柱脚には亀腹(饅頭)という基礎があり、笠木、島木は曲線を描き、両端で反りをみせ、反増となり、笠木、島木の先端(鼻)は斜めに切られている。
ところで、筥崎宮鳥居の著しい形式上の特色は、上部の笠木と島木が形式化して、単なる刳り出しとして表現され、笠木、島木の両端が包丁反りになっている点にある。また、割り出しがどっしりしており、藩主の大社への寄進にふさわしく、九州の代表的な鳥居である。
地図
近隣の文化財
- カテゴリーの紹介
- 建造物
- 絵画
- 彫刻
- 工芸品
- 書跡・典籍・古文書
- 考古資料
- 歴史資料
- 無形文化財
- 無形民俗文化財
- 有形民俗文化財
- 史跡
- 名勝
- 天然記念物
- 文化的景観
- 伝統的建造物群保存地区
- 選定保存技術
- 埋蔵文化財
- その他