天満宮板碑
紹介文
バス通りより路地を西に入った通称箱崎天満宮の境内にある。市指定文化財の板碑は玄武岩製で高さ61cm。正面上部に三つの円相があり、上に阿弥陀如来、右に観世音菩薩、左に勢至菩薩の阿弥陀三尊を梵字で表す。下部には永和三年(1377)等の銘文が残る。今川貞世(了俊)が応安4年(1371)に九州探題として下向後、最初に北朝年号を使用した板碑であり、市域における南北朝時代の政治情勢を示す重要な資料である。またこのほか天満宮境内には未指定の板碑群がまとめ置かれている。
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