箱崎遺跡出土遺物(粕屋総合庁舎内)
紹介文
筥崎宮を中心としたJR鹿児島本線西側一帯は、古砂丘上に営まれた箱崎遺跡群として知られている。昭和58年地下鉄工事に端を発し、以後断続的に発掘調査が行われている。これまでの所見では、古墳時代にはすでに集落が営まれ、11世紀末から15世紀に遺跡の最盛期が認められている。この間、12世紀後半から13世紀に一時遺構が減少しているのは、仁平元年(1151)の大宰府官人による箱崎・博多の大追捕、二度の元寇襲来がその原因に挙げられる。粕屋総合庁舎一階ロビーに展示する資料は、昭和61年、福岡県教育委員会がこの建物建設に伴って行った発掘調査で出土した遺物である。中国陶磁器の大量出土は、筥崎宮が対外交易に深く関与していたことを示す。また調査では宮内の赤幡坊と考えられる建物の基礎、蒙古襲来の火災の後の整地などが確認されている。
地図
近隣の文化財
- カテゴリーの紹介
- 建造物
- 絵画
- 彫刻
- 工芸品
- 書跡・典籍・古文書
- 考古資料
- 歴史資料
- 無形文化財
- 無形民俗文化財
- 有形民俗文化財
- 史跡
- 名勝
- 天然記念物
- 文化的景観
- 伝統的建造物群保存地区
- 選定保存技術
- 埋蔵文化財
- その他