文化財情報検索

箱崎遺跡出土遺物(粕屋総合庁舎内) 東区

印刷する

1.粕屋総合庁舎
指 定 その他
所 在 地 福岡市東区箱崎1丁目18 福岡県粕屋総合庁舎
時 代 鎌倉、南北朝、室町
所 有 者 福岡県教育委員会

紹介文

 筥崎宮を中心としたJR鹿児島本線西側一帯は、古砂丘上に営まれた箱崎遺跡群として知られている。昭和58年地下鉄工事に端を発し、以後断続的に発掘調査が行われている。これまでの所見では、古墳時代にはすでに集落が営まれ、11世紀末から15世紀に遺跡の最盛期が認められている。この間、12世紀後半から13世紀に一時遺構が減少しているのは、仁平元年(1151)の大宰府官人による箱崎・博多の大追捕、二度の元寇襲来がその原因に挙げられる。
 粕屋総合庁舎一階ロビーに展示する資料は、昭和61年、福岡県教育委員会がこの建物建設に伴って行った発掘調査で出土した遺物である。中国陶磁器の大量出土は、筥崎宮が対外交易に深く関与していたことを示す。また調査では宮内の赤幡坊と考えられる建物の基礎、蒙古襲来の火災の後の整地などが確認されている。

その他の写真

地図

近隣の文化財

  • 1 建徳銘梵字板碑 東区

    3.板碑
     本板碑は筥崎宮の本殿脇にあり、地上高53cm、中央幅52.5cm、厚10.9cmの玄武岩製である。  上部にキリーク(阿弥陀如来)、サ(観世音菩薩)、...
    詳細を見る
  • 2 筥崎宮の禁断碑 東区

    2.禁断碑 1
     筥崎宮本殿の北側に据えられている、花岡岩製の六角柱の碑である。地上高128.9cm。下底部経36cm、上部経31.3cm、各面の幅は平均16.6cmで...
    詳細を見る
  • 3 南懐仁の大砲 東区

    1.南懐仁の大砲
     筥崎宮の回廊に置かれている青銅製の大砲で、砲身長328cm、口径13.4cmである。銘文より中国清朝の康煕28年(1689)製作で、フェルディナンド=...
    詳細を見る
  • 4 石燈籠一基 東区

    1.石灯籠(南から)
     本殿に向って右側に立っている。花崗岩製で、笠、火袋、中台、基礎など、全体の基本となる各部は六角形に作る。  鎌倉時代の石燈籠に見るよう...
    詳細を見る
  • 5 筥崎宮 東区

    2.楼門と筥松
     筥崎宮は応神天皇・神功皇后・玉依姫命を祭神とし、延長元年(923)、穂波郡大分八幡宮から移設されたのが創建とされる。神功皇后は応神天皇を生...
    詳細を見る
  • 6 筥崎宮神幸行事 東区

    3.氏子地域巡幸
     筥崎宮の御神幸は、放生会の期間中に、隔年(西暦奇数年)9月12日から14日にかけて執行されている。古くは博多夷町の頓宮まで、海上渡御の御神幸...
    詳細を見る

近辺情報

時代別検索

エリア・マップ検索

種別検索

キーワード検索

  • クリア
  • 検索
カテゴリーの紹介
建造物
絵画
彫刻
工芸品
書跡・典籍・古文書
考古資料
歴史資料
無形文化財
無形民俗文化財
有形民俗文化財
史跡
名勝
天然記念物
文化的景観
伝統的建造物群保存地区
選定保存技術
埋蔵文化財
その他