ささのやの園(大隈言道歌碑)

紹介文
今泉公園の東隣に、大隈言道(おおくまことみち)が隠棲した「ささのや」があった。大隈言道(おおくまことみち)は橘曙覧・平賀元義とともに幕末の三大歌人と評される。寛政10年(1798)、福岡薬院の商家に生まれ、年少より和歌と書を二川相近に学んだ。後、当地の池萍堂に隠棲して歌道に専心。その歌風は伝統を越えた革新的なもので、「天保の民は天保の歌を、福岡のものは福岡をよむべし」と唱えた。歌集『早径集』や歌論『ひとりごち』などの遺集を残し、慶応4年(1868)にこの地で没した。
居宅の建物はすでに失われ、残っていないが、歌碑・文学碑が建てられている。墓所は、警固一丁目の香正寺にある。
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