大乗寺跡

紹介文
冷泉公園の南側、かつての冷泉小学校の敷地は、大乗寺の跡地である。
大乗寺は、寺伝によると大同元年(806)、空海の開基という。建治三年(1277)奈良西大寺の叡尊が再興し、亀山上皇の勅願寺となった。
永禄8年(1565)に浄土宗に、正保元年(1644)福岡藩二代藩主黒田忠之が再興して真言宗に転じたという。
大正9年(1920)市内大手門1丁目の長宮院境内へ合併・移転したが、昭和20年(1945)の福岡大空襲で消失した。
現在、冷泉公園に面した跡地に亀山上皇の勅願石、地蔵菩薩板碑(県指定考古資料)、碇石(県指定考古資料)などがある。
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