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女原瓦窯跡が国の史跡指定に

【2013年11月27日】

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女原瓦窯跡(西から)

西区女原北に所在する女原瓦窯跡(みょうばるかわらがまあと)が、平成25年11月15日の国の文化審議会で国史跡指定の答申を受けました。

今回の指定は、平成16年9月にすでに国史跡指定を受けている「鴻臚館跡(こうろかんあと)」との密接な関係から両者を一体化して保護を図るため、同史跡の追加指定となります。また、新たな指定名称は「鴻臚館跡 附 女原瓦窯跡(こうろかんあと つけたり みょうばるかわらがまあと)」となる予定です。

女原瓦窯跡は、伊都土地区画整理事業に伴い、平成23年1月から平成24年12月まで本市が発掘調査を行った遺跡で、丘陵の西側斜面に5基の瓦窯跡が良好に残っていました。また、出土した多くの瓦を検討した結果、鴻臚館跡で出土している瓦と同じ型で製作されていることが判明し、平安時代の鴻臚館に瓦を供給していた窯であることが明らかとなりました。なお、この遺跡は調査後埋め戻し保存されており、現在見ることができません。

女原瓦窯跡から出土した瓦