金印公園

紹介文
天明4年(1784)、志賀島の農民甚兵衛が、大石の下から「漢委奴國王」金印を発見したと伝えられる所である。この金印は西暦57年後漢の光武帝が倭国の使者に与えたものである。現在、国宝に指定され、福岡市博物館に展示している。昭和48年に九州大学が、平成元年と5年には福岡市教育委員会がこの付近の調査を行ったが、金印に関係する遺構は発見されなかった。また古記録の調査でも、出土地や発見者について疑義が出されており、金印出土の謎はいまだ解決されていない。
海をはさみ能古島の也良岬と向かい合う公園の入口には、「漢委奴國王金印発光之処」記念碑が建つ。園内には志賀島を中心とした古代の地図、福岡の地と関係の深かった中国の古代史家で文学者でもあった郭沫若の詩碑などがある。
【公園に関するお問い合わせ先】
東区維持管理課(TEL 092-645-1058)
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