万葉歌碑(志賀島第8号歌碑)

紹介文
「志賀の浦にいざりする海人家人の待ちこふらむに明しつる魚」(巻15・3653)
志賀島小学校内に建てられている。
天平8年(736)の遣新羅使一行が、途中筑紫に滞在しているときに、故郷のことを思い悲しんで詠んだもので、志賀の浦で漁をしている海人は、家族が待っているであろうに、夜通し漁を行っている。という意味である。海人は漁が終われば家に帰れるが、新羅に行かなければならない自分が、家族に会えるのはいつのことであろうかという嘆きが伝わってくる。
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