九州大学西新外国人教師宿舎第3号棟
紹介文
大正11年(1922)、福岡市大坪町(現中央区六本松)に福岡高等学校が設置され、日本人教職員及び外国人教師のための宿舎が必要となった。そのたる、早良郡西新町の樋井川沿い西岸の土地(大正12年頃宅地化した)をこれにあて、大正13年に平屋建て和風家屋3棟、2階建て洋風家屋2棟が建設された。更に昭和2年(1927)に、敷地南西部に平屋建て洋風家屋である本建物が建て増された。
西新の宿舎は、戦後旧制福岡高等学校が九州大学教養部に移行するのに伴い、福岡高校から九州大学教養部第一分校へ、さらに九州大学へと移管されたが、引き続き九州大学の教職員宿舎として使用され、洋風家屋3棟は従来どおり外国人教師宿舎に充てられていた。
しかし老朽化のため、平成11年には使用停止となり、宿舎の敷地を九州大学国際交流プラザ(仮称)の建設用地として使用することが決定された。そのなかで、比較的老朽化が少ない外国人教師宿舎3号棟のみを保存して新しい施設の一部に転用し、保存することとなった。そのため、内部仕上げや浴室・便所などが若干改造されているが、規模には変更はなく、建具もよく遺り、全体としてはほぼ当初の姿を保っている。
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