能古焼古窯跡                                             
                                    
                
            
            
            
            
                            
                 
                                    紹介文
明和~天明年間(1764~1787)の短い間に操業された藩窯で、昭和63年に発掘調査された。現在、博物館敷地内に保存されている。天井部は失われているが、焚口部と焼成室7室からなる8室構造の連房式登窯で、全長22m、焚口から窯尻までの比高差は5.2mをはかる。壁体内には磚や窯道具が塗り込められ、修復が繰り返されたことがうかがわれる。
出土量の多い染付皿の特徴として、見込みの手描による昆虫文、蛇の目高台、方形枠内の「渦福」の銘などがあげられる。有田の陶工の関わりも指摘されている。
このように、有田焼系磁器と高取焼系陶器を焼成した窯として稀少である上、福岡市域内で唯一残された古窯として貴重な遺産である。
平成17年3月20日発生の福岡県西方沖地震及びその余震により、保存していた窯体は破損した。焼成各室において壁体の崩落が認められた。このため毀損箇所の復旧を目的として基質強化処理、亀裂部分の充填、補強工事が行われた。このような復旧工事は福岡市内でも始めての試みであり、文化財修復の点で注目される事業である。
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