白鬚神社拝殿
紹介文
構造形式は、木造、正面三間、側面三間、切妻造、桟瓦葺、正面4.862m(16.0尺)、側面7.094m(23.4尺)、南面。
方柱に縁長押、内法長押、頭貫が取り付く。組物は柱上の大斗舟肘木が桁を支える。軒は一軒疎垂木。妻飾は虹梁上の束と扠首が棟を支え、破風拝に蕪懸魚を付ける。正面中央間両引格子戸、脇間格子、両側面の引違い板戸。建具は後補であり、当初は吹き放ちであろう。正面の1間向拝は柱に水引虹梁、木鼻が取り付き、柱上に大斗と絵様肘木を据える。
建築年代は明らかではないが、虹梁や木鼻の絵様などから、寛政~文政期(18世紀末から19世紀前期)頃のものと考えられる。垂木より上は昭和58年の屋根葺替工事で取り替えられた。
当遺構は玄界灘に面した地域の代表的拝殿である切妻造妻入りの拝殿であり、改造は少なく当初からの素朴な状態を保つ点で価値が高い。
地図
近隣の文化財
- カテゴリーの紹介
- 建造物
- 絵画
- 彫刻
- 工芸品
- 書跡・典籍・古文書
- 考古資料
- 歴史資料
- 無形文化財
- 無形民俗文化財
- 有形民俗文化財
- 史跡
- 名勝
- 天然記念物
- 文化的景観
- 伝統的建造物群保存地区
- 選定保存技術
- 埋蔵文化財
- その他