万葉歌碑(志賀島第10号歌碑)

紹介文
「志賀の海人は藻刈り塩焼きいとまなみ髪梳の小櫛取りも見なくに」(巻3・278)
国民休暇村向かい側の海水浴場(下馬ノ浜)に建てられている。
大宰少弐にも任じられた石川少郎の作とされる。志賀の海人は海藻を刈ったり、塩を焼いたりして暇がなく、髪をすく櫛を手にとって見ることもない。という意味で、毎日の重労働のために、身なりを整える暇もない志賀の海女を想い、詠んだ歌である。
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